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フィンエアーのマリメッコ特別塗装機 成田到着

 フィンランドを代表するファッションブランド「マリメッコ」と、2012年から3年間のデザインパートナーシップを結んでいるフィンエアー(FIN)の特別塗装機が5月21日、成田空港に到着した。同便から特別塗装機を日本路線に本格導入する。

成田空港に到着したフィンエアーのマリメッコ特別塗装2号機のA330=5月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

機内でマリメッコ着物を着用したフィンエアーの客室乗務員(同社提供)

 FINでは、マリメッコのシンボルとなっているケシの花をモチーフにした花柄「ウニッコ」を描いた特別塗装初号機のエアバスA340型機を、アジア長距離路線で運航中。今回到着したA330-300型機(登録番号0H-LTM)は、同特別塗装の2号機で、森の住人を意味する「メトサンヴァキ」の図柄を基調とする青い森が、機体後部にペイントで描かれている。

 ヘルシンキを20日午後5時14分に出発したAY073便(乗客203人、乗員12人)の特別塗装2号機のA330は、21日午前9時4分に成田へ到着した。

 出発後の機内では、今回のフライトのためにマリメッコが初めて制作した着物を客室乗務員が着用。乗客全員に記念品を配った。

 特別塗装機のビジネスクラスでは、軽量陶器によるマリメッコ特製食器で食事が提供される。エコノミークラスも、飲み物には特製紙コップを使用する。また、ブランケットも特製のものとなる。

 日本への特別塗装機の運航は、成田路線はA340の初号機が、中部と関西路線はA330の2号機が充てられる可能性が高いという。

成田に着陸するフィンエアーのマリメッコ特別塗装2号機のA330=5月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire