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IATA、各国に財政支援の継続訴え 冬季の経営悪化懸念

 IATA(国際航空運送協会)は、新型コロナウイルスの影響で国際線を中心に運休が続く中、航空業界は今冬に厳しい状況が見込まれるとして各国政府に救済措置の継続を求めている。航空会社の多くは、欧州などで観光シーズンを迎える7-9月期に利益が集中する構造で、新型コロナにより観光需要を見込めない今年は、冬季に経営環境がさらに悪化する可能性があるとしている。

航空会社の冬季の経営悪化を懸念しIATAは各国に支援継続を訴える=20年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 IATAによると、欧州の航空会社の場合、売上高に占める純利益率は2019年の第2四半期(4-6月期)に