IATA（国際航空運送協会）は現地時間6月18日、新型コロナウイルスが欧州の航空産業や欧州経済にもたらす影響について、4月時点の予測と比べて悪化するとの見通しを明らかにした。各国が実施する渡航規制が長期化し、夏の観光シーズンに重なる懸念が強まっているため。損失拡大の回避に向け、ガイドラインに基づく早期の渡航制限緩和と財政支援の継続の二つが重要だと指摘した。
IATAの欧州予測は4月より悪化＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
IATAの見通しでは、今年は欧州の航空会社の収益が前年と比べて231億ドル（約2兆4700億円）減少し、旅客数は