ACI(国際空港評議会)とIATA(国際航空運送協会)は現地時間5月20日、空港や機内での安全管理の考え方をまとめた指針「航空の安全な再開に向けて(Safely Restarting Aviation – ACI and IATA Joint Approach)」を共同発表した。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対し、すべてのリスクをなくす単一の対策は存在しないとして、効果測定に基づいて積み重ねたアプローチがもっとも有効だと訴えた。各国政府の渡航制限により航空需要が急減する中、科学的根拠がある感染防止策の原則を示すことで、早期の旅客便再開を各国政府に促す。
今回の指針では、航空機による移動過程を「空港到着前(Pre-flight)」「空港のターミナル(Airport Terminal)」「機内(Inflight)」「到着空港(Arrival Airport)」の4つに分け、安全管理の考え方をそれぞれ示した。
最初の過程となる