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JAL、6月の国際線96%減便 貨物専用便は1000便運航

 日本航空(JAL/JL、9201)は5月14日、6月の国際線の運休や減便と5月の追加減便を発表した。6月は計画していた60路線4680便のうち、96%にあたる60路線4513便を運休・減便。5月の国際線は羽田-バンコク線などで追加減便を実施し、計画の96%にあたる60路線4620便を運休・減便する。

6月の国際線を96%減便するJAL=20年4月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 方面別で見ると、6月はハワイ路線(ホノルルとコナ)とグアム線、オセアニア路線(シドニーとメルボルン)、韓国路線(ソウルと釜山)を全便運休する。

 運航を続ける路線も減便する。北米は羽田-シカゴ線(運航:JL10水曜、JL9金曜)、羽田-ロサンゼルス線(JL16水曜、JL15木曜)、成田-バンクーバー線(JL18土曜、JL17日曜)の3路線、欧州は羽田-ロンドン線(JL43月水金、JL44水金日)の1路線のみ、東南アジアは羽田-バンコク線(バンコク発JL34火曜のみ)、成田-クアラルンプール線(週2往復)、成田-ジャカルタ線(週1往復)、成田-ハノイ線(ハノイ発JL752土曜のみ)、成田-ホーチミンシティ線(ホーチミンシティ発JL750土曜のみ)、成田-マニラ線(週1往復)の6路線、東アジアは成田-香港線(週2往復)、成田-台北(桃園)線(週4往復)、成田-高雄線(週1往復)の3路線となる。

 5月の追加減便は、羽田-ロンドン線(JL43/44)、羽田-バンコク線(JL31/34)、成田-ハノイ線(JL751/752)、成田-ホーチミンシティ線(JL759/750)、成田-マニラ線(JL741/742)、成田-高雄線(JL811/812)、羽田-ソウル(金浦)線(JL91/92)の計7路線が対象になる。

 すべての運航スケジュールは、今後追加や変更が生じる可能性があり、JALでは同社のウェブサイトで最新情報を確認するよう呼びかけている。

 また、旅客機に乗客を乗せず貨物のみ搭載する国際線の貨物専用便を、北米と欧州、東南アジア、東アジア、オセアニアの各方面へ運航。旅客便の大量運休により、通常は旅客機の床下にある貨物室を搭載していた貨物が運べなくなっていることから、物流を維持する観点で5月と6月は片道ベースで毎月約1000便ずつ運航する予定になっている。

運航スケジュール
〔6月1日以降搭乗分〕新型コロナウイルス肺炎の影響に伴う一部運休・減便・時間変更・臨時便設定について [1]
〔5月1日以降搭乗分〕新型コロナウイルス肺炎の影響に伴う一部運休・減便・時間変更・臨時便設定について [2]
日本航空 [3]

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