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三菱重工、事業損失295億円 20年3月期、20年ぶり赤字転落

 三菱重工業(7011)が5月11日に発表した2020年3月期通期の連結決算(国際会計基準)は、本業のもうけを示す事業損益が295億3800万円の赤字(19年3月期は2005億7000万円の黒字)となり、2000年3月期以来20年ぶりに赤字転落した。

 売上高にあたる「売上収益」は2019年3月期比0.9%減の4兆413億7600万円、純利益は21.0%減の871億2300万円だった。傘下の三菱航空機が開発する初の国産ジェット旅客機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」に関する投資を除いた「定常収益」で見ると、スペースジェットへの投資にあたる2633億円を除いた事業利益は2338億円となった。2021年3月期通期の業績予想は、事業利益と純利益はゼロを見込んでいる。

—記事の概要—
航空・防衛・宇宙
21年3月期通期予想

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20年ぶりに赤字となった三菱重工=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 セグメント別のうち航空・防衛・宇宙は、受注高が