ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)は、社員に支給する今夏の一時金を例年の半分に減額する方針を固め、労働組合に提案した。NHKが5月9日朝に報じたもので、ANAは事実関係を認めた。同社の一時金は、支給額が定められた固定部分と業績連動の変動部分で構成され、固定部分を半減する。
中国から拡散した新型コロナウイルスの影響を受け、ANAは国際線の約9割、国内線の約7割が運休や減便になっている。ANAHDの1-3月期決算は、売上高が前年同期比20.0%減の3920億5000万円、営業損益は588億5000万円の赤字、経常損益は631億7700万円の赤字、純損益は587億9100万円の赤字で、四半期の営業益と経常益、最終益が赤字に転落するのは2018年1-3月期以来となり、1-3月期では過去最悪の数字となった。
ANAの給与は