羽田空港や関西空港、成田空港など多くの空港で建設や運営にあたった経験のある唯野邦男さんが、航空機と空港の運用やあり方について歴史を踏まえながら解説した『航空機と空港の役割 航空機の発展とともに進歩する空港』(成山堂書店・税別3000円)を出版した。
なぜ関空が開港後も伊丹は存続できているのか、羽田はなぜ第1ターミナルが日本航空(JAL/JL、9201)で、第2が全日本空輸(ANA/NH)に決まったのかなど、本の内容に触れつつ、将来の空港にあり方などを聞いた。
── この本を出版した狙いを教えてください。
唯野:実は世界の空港を網羅した