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GWの予約数、国際線97%減 国内線も激減、各社減便相次ぐ

 全日本空輸(ANA/NH)や日本航空(JAL/JL、9201)、スカイマーク(SKY/BC)など航空9社は4月22日、ゴールデンウイークの予約状況を発表した。対象期間は4月29日から5月6日までの8日間。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響で各社とも減便や運休が発生したことにより、旅客数と提供座席数が前年を大きく下回った。

航空各社が発表したゴールデンウイークの予約状況(各社の発表資料からAviation Wire作成)

 9社の発表値を合計すると、予約数は国際線が前年同期比97.3%減の1万4582人で、国内線は88.7%減の30万6816人。提供座席数は国際線が92.8%減の4万6015席で、国内線は34.4%減の211万9235席となった。9社平均の予約率は国際線が52.3ポイント低下し31.7%、国内線は69.4ポイント低下し14.5%となっている。

 政府が緊急事態宣言後が全国に発し、移動自粛を求めていることから、予約数は国内・国際線とも前年を大きく下回った。また各社とも、期間中の追加減便・運休を計画していることから、提供座席数などの大幅な変動が予想される。

 2019年のゴールデンウイークは、平成から令和への改元に伴い10連休となったことで、国内線を中心に旅客数が大きく増加した(関連記事 [1])。

ANA

各社減便が相次ぎ予約数が激減したゴールデンウイーク需要=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAの予約数は、国際線が前年同期比