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JAL、国際線94%運休 NYやハワイ全休、5月末まで

 日本航空(JAL/JL、9201)は4月13日、5月分の国際線運航計画を発表した。5月1日から31日までの31日間で、計画していた60路線4836便のうち、94%にあたる4568便を運休・減便する。中国から拡散した新型コロナウイルスの影響によるもの。全日本空輸(ANA/NH)も、計画の9割にあたる3323便を4月25日から5月15日まで運休・減便し、羽田で使用するターミナルも第3ターミナル(旧称国際線ターミナル)に集約している(関連記事 [1])。

国際線の94%が運休・減便対象となったJAL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 期間中全便が運休となるのは42路線で、週14往復(1日2往復)の羽田-ニューヨーク線や羽田-シンガポール線などが対象になった。減便して運航するのは15路線で、通常は1日2往復ずつ運航する羽田-ロンドン線と成田-台北(桃園)線は、いずれも週4往復ずつ、週7往復(1日1往復)ずつ運航の羽田-シカゴ線や成田-バンクーバー線などは、週1往復の運航のみとなった。

 ハワイ(ホノルル・コナ)とグアムへ向かうリゾート6路線は、期間運休が決定。1日2往復ずつの羽田-ホノルル線と成田-ホノルル線、1日1往復ずつの関西-ホノルル線と中部-ホノルル線、成田-コナ線、成田-グアム線は、期間中はいずれも運航しない。

 新路線については、夏ダイヤ初日の3月29日に就航を予定していた成田-サンフランシスコ線と成田-ベンガルール線、羽田-大連線の3路線は、開設延期を継続。新しい就航日は明らかになっていない。また、1日1往復を2往復に増便予定の羽田-上海(浦東)線も、増便を延期している。

関連リンク
新型コロナウイルス肺炎の影響に伴う一部運休・減便・時間変更・臨時便設定について [2](日本航空)
日本航空 [3]

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