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アリタリア、羽田-ローマ5月に就航延期 成田便は4月運休

 アリタリア-イタリア航空(AZA/AZ)は3月25日、夏ダイヤ初日の現地時間29日に開設予定だったローマ-羽田線の就航日を、5月1日に延期すると発表した。羽田発は2日からで、中国から拡散した新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によるもの。ローマ-成田線とミラノ-成田線も、4月中はすべて運休する。

羽田-ローマ線の開設を5月に延期するアリタリア-イタリア航空=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 ローマ-羽田線は週7往復(1日1往復)で、機材はボーイング777-200ER型機。羽田行きAZ792便は、ローマのフィウミチーノ空港を午後4時10分に出発して翌日午前11時30分に着く。ローマ行きAZ793便は午後1時35分に羽田を出発し、午後7時30分に到着する。羽田発は30日に就航予定だった。

 これまでローマ線は成田発着だったが、羽田線開設後も成田線を週3往復で残す予定。羽田線を合わせるとローマ-東京間を週10往復運航し、成田線はローマ発が火曜と木曜、土曜で、成田発が水曜と金曜、日曜になる。

 ミラノ-成田線は週4往復で計画。ミラノ発が月曜と水曜、金曜、土曜、成田発は火曜と木曜、土曜、日曜になる。成田発着便の機材は、2路線ともエアバスA330-200型機となる見通し。

 羽田空港の国際線発着枠は、29日開始の夏ダイヤからを50枠(便)増枠し、日本と相手国の航空会社に25枠ずつ配分。イタリアの発着枠は、日本側が全日本空輸(ANA/NH)、イタリア側はアリタリアに割り当てられた。ANAは羽田-ミラノ(マルペンサ)線を4月20日から週3往復の深夜便で開設する予定だったが、5月17日以降に延期となり、就航日は未定となっている。

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アリタリア-イタリア航空 [1]

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