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ANA、国内58路線減便 4月から8路線運休

 全日本空輸(ANA/NH)は3月23日、国内線の一部を減便すると発表した。中国本土から感染が拡大した新型コロナウイルス(COVID-19)による需要減少によるもので、4月1日から28日までの28日間で、国内線118路線のうち羽田-札幌線など58路線が対象となる。期間中はおよそ18%にあたる3788便を減便する。運休は一部運休を含め、福岡-仙台線など8路線が対象となる。

新型コロナによる国内線減便が拡大するANA=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 羽田を発着する伊丹と札幌、福岡、那覇の幹線4路線のうち、那覇を除く3路線が減便対象となる。1日16往復の札幌線は、14往復に減便。同15往復の伊丹線は14から14.5往復に、同18往復の福岡線は17往復に、それぞれ減便する。

 地方路線は、1日5往復の伊丹-仙台線を4往復に減便するなど、多くの路線で1往復から2往復の減便に抑えた。

 期間中に運休となるのはいずれも1日1往復ずつ運航する8路線で、関西-福岡線は4月1日の福岡発NH1702便のみ、福岡-仙台線は11日の仙台発NH1276便のみ、富山-札幌線は1日の札幌発NH1182便のみ運航する。福岡-小松線は、1日の福岡発NH1232便と、11日と13日、16日の往復を除き運休する。

 中部-女満別と中部-旭川、小松-札幌、岡山-札幌の4路線は、1日から28日まで運休となる。

関連リンク
新型コロナウイルスの影響に伴う路線・便数計画の一部変更について [1](全日本空輸)
全日本空輸 [2]

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