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運輸審議会、ソラシドの福岡就航妥当

 国土交通大臣の諮問機関である運輸審議会は3月3日、ソラシドエア(SNJ/6J)が提出した福岡空港への運航許可申請について、許可することが適当であると国交相に答申した。国土交通省航空局(JCAB)が正式に許可した場合、那覇-福岡線を夏ダイヤ初日の3月29日に開設する見通しで、ソラシドエアは福岡初就航となる。

運輸審議会から福岡就航を「適当」と判断されたソラシドエア=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ソラシドはJCABに対し、1月10日付で福岡就航を申請。同社は宮崎に本社を置き羽田や中部(セントレア)などから九州各地へ乗り入れているが、福岡には就航していない。福岡空港は1月30日から平行誘導路の二重化運用がスタートしたことから発着枠の拡大が可能となった。夏ダイヤ初日の3月29日から38回に増枠となり、現在の1時間あたり35回から3回増える。

 福岡を含む成田と羽田、伊丹、関西の5空港は、乗り入れに国交相による事前許可を必要な「混雑空港」に指定されている。審議会では許可が妥当かを審議する。運輸審議会での審議対象となるのは、混雑空港に乗り入れる国内線のみで、国際線は対象外となる。

 ソラシドが2月6日に発表した運航計画によると、福岡行き6J98便は那覇を午前11時10分に出発し、午後0時55分に到着する。那覇行き6J99便は午後1時35分に福岡を出発し、午後3時25分に着く。7月1日から9月30日の那覇着は5分早まり、午後3時20分となる。いずれも全日本空輸(ANA/NH)とコードシェア(共同運航)する。

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