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全日空12年度の国際線利用率75.2% LCC参入も国内線は前年並み61.8%

 ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA)が4月25日に発表した利用実績によると、2012年度通期の国際線旅客数は、前年度比6.7%増の627万6633人、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は10.3%増、有償旅客が搭乗して飛行した距離を示すRPK(有償旅客キロ)は12.6%増、ロードファクター(座席利用率、L/F)は1.5ポイント増の75.2%だった。

12年度は北米が好調だったANA。シアトル線の就航セレモニーでパフォーマンスを披露するANA社員のチアリーディングチーム=12年7月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 国内線は旅客数が4.5%増の3831万5441人、ASKは2.6%増、RPKは4.3%増、搭乗率は1.0ポイント増の61.8%となった。低コスト航空会社(LCC)が参入した路線では旅客数が減少したものの、提供座席数も絞ったことで国内線全体の搭乗率は前年をやや上回った。

北米が好調だった12年度

 12年度の国際線でL/Fがもっとも高かった路線は、