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ボーイング、13年1-3月期20%増益 787の引渡中断も売上3%減にとどまる

 ボーイングが現地時間4月24日に発表した2013年1-3月期(第1四半期)決算によると、純利益は前年同期比20%増の11億600万ドル(約1106億円)だった。売上高は3%減の188億9300万ドル、営業利益は2%減の15億2800万ドル、年金や退職金給付の経費を除外した中核営業利益は5%増の18億6700万ドルだった。このうち、民間航空機部門の売上高は107億ドルで、787型機の引き渡し中断やサービス部門の売上減が響いた。一方、13年通期の業績見通しに変更はない。

787のトラブルが発生するも1-3月期に20%増益となったボーイング=12年2月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ジム・マクナーニ最高経営責任者(CEO)は、「今後の最優先事項は787の運航と引き渡し再開。今年度の業績と引き渡し予測に変更はない」とコメントした。

 民間航空機部門では、1-3月期に777の生産レートを