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19年訪日客、過去最高も伸び鈍化 韓国25.9%減響く

 日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数2019年推計値によると、訪日客数は前年比2.2%増の3188万2100人で、JNTOが統計を取り始めた1964年以降過去最高を記録したものの、伸び率は鈍化した。重点市場の20カ国・地域のうち、韓国を除く19市場で過去最高となった。中国は初となる900万人台に到達したものの、8月から関係が悪化した韓国は25.9%減となった。

 出国日本人数は5.9%増の2008万600人で、5年連続で訪日客数を下回った。

―記事の概要―
19年の年間動向
方面別実績

19年の年間動向

過去最高を記録したものの伸び率が鈍化した19年の訪日客=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 これまでの年間記録は、2018年の3119万1856人。韓国が唯一の前年割れとなった以外は19市場で前年を上回り、過去最高を記録した。中国と韓国のほか、台湾と香港を加えた東アジア4市場は2.3%減の2236万200人で、訪日外客数全体の70.1%を占めた。東南アジアは各市場とも堅調な伸びを見せた。

 2019年はラグビーワールドカップが開催されてたことにより、後半にかけて欧米豪市場を中心に好調に推移した。

方面別実績

 方面別に見ると、アジアでは