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19年定時性、世界一はガルーダ スカイマークは“LCC”首位

 世界の航空関連情報を提供する英国のOAGは、2019年の定時運航率が最も高い航空会社に、ガルーダ・インドネシア航空(GIA/GA)を選出した。日本の航空会社では、スカイマーク(SKY/BC)が3位、全日本空輸(ANA/NH)が7位、日本航空(JAL/JL、9201)が15位にランクインした。

19年の定時性世界一となったガルーダ・インドネシア航空=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 OAGは、定刻より15分以内に到着したものを「定時運航」とし、各社をランク付けした。対象となる航空会社は、2019年暦年の座席供給量(有効座席キロ、ASK)が多かった上位250社。定期便3万便以上の運航が条件で、国連の専門機関ICAO(国際民間航空機関)のカテゴリーに準拠し、フルサービス航空会社(FSC)を「メインライン」部門、LCC各社を中心とした航空会社を「LCC」部門として選出した。また250社のうち、運航数など規模の大きな上位20社を「メガエアライン」とした。

 全体部門で1位となったガルーダの定時運航率は95.01%。2位はパナマのコパ航空(CMP/CM)で92.01%、3位のスカイマークは90.12%だった。4位には87.40%だったハワイアン航空(HAL/HA)が、5位には86.41%だった南米のラタム航空(LAN/LA)がランクインした。

 全体部門で7位だったANAの定時運航率は85.92%、15位のJALは83.44%だった。

 メインライン部門の上位2位は、全体部門と同じだった。3位はハワイアン航空、4位はラタム航空で、5位には86.30%だったアエロフロート・ロシア航空(AFL/SU)がランクインした。

 LCC部門の1位はスカイマークで、定時運航率は90.12%。2位はシンガポールのジェットスター・アジア航空(JSA/3K)で85.48%、3位はタイ・エアアジア(AIQ/FD)で84.49%だった。4位は83.42%だったチリのスカイ・エアライン(SKU/H2)、5位は82.69%だった英ジェット2.com(EXS/LS)がランクインした。

 メガエアライン部門では、ラタム航空が1位を獲得。2位はアエロフロート、3位はANAだった。4位はデルタ航空(DAL/DL)で83.56%、5位にはJALがランクインした。

 各カテゴリーのランキング上位10社は下記のとおり(括弧内は定時運航率)。