全日本空輸(ANA/NH)は11月1日、空港のカウンターでチェックイン業務などを行う地上係員(グランドスタッフ)の接客技術を評価する「空港カスタマーサービス スキルコンテスト」を、羽田空港近隣の総合訓練施設「ANA Blue Base(ABB、ANAブルーベース)」で開催した。
12回目となる今年は、昨年に続き海外空港の代表がグランプリを獲得。ハノイ空港のヴ・ハイ・リンさんがANA地上係員の接客ナンバーワンの座に輝いた。また、今年4月から運用を順次開始しているABBでの空港サービスコンテスト初開催となった。
準グランプリは、シンガポール空港のモハメド・ビン・オマールさんと、伊丹空港の玉城絢子さん、羽田空港国際線担当の松尾彩音さんの3人が獲得。審査員特別賞が長崎空港の杉町碧(みどり)さんに贈られた。
—記事の概要—
・さりげない対応、乗客への気づき重視
・スーツケースの鍵なくした!
・次も選んでもらえる接客
さりげない対応、乗客への気づき重視
今回のテーマは、「ARE YOU READY FOR 2020 -磨き上げたスキルで世界を結ぶ-」。見て学んだ接遇スキルを持ち帰り、各空港内で共有することでレベル向上につなげるという。今回は国内と海外96空港の約8000人の地上係員の中から、予選を勝ち抜いた国内線7人と国際線6人の計13人が本選に出場した。
国際線は6人のうち4人が海外空港から出場。準グランプリの松尾さんら2人が国内勢と、海外の就航地が年々増える現状を反映した。
本番では、1人あたり約8分の持ち時間で実力を披露した。「さりげなく