ソラシドエア（SNJ/6J）は11月1日、首都圏の鉄道4社とタイアップした「ソラ鉄ジェット」（ボーイング737-800型機、登録記号JA811X）の運航を始めた。京成電鉄（9009）、京急電鉄（9006）、西武鉄道、東急電鉄の4社と12月31日まで実施する「ソラ鉄」キャンペーンの一環で、鉄道4社は乗車券を販売する。
ソラ鉄ジェットの搭乗証明書と紙コップを手にするソラシドの客室乗務員＝19年11月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ソラシドは宮崎空港に本社を置く航空会社で、運航拠点である羽田空港から九州各地と沖縄へ就航。ソラ鉄は11月と12月の2カ月間限定で、鉄道各社おすすめの1駅のオリジナル乗車券「ソラ鉄お散歩きっぷ」を販売し、ソラ鉄ジェットの機内には鉄道各社のキャラクターを描いたヘッドレストカバーや2種類の紙コップを用意し、客室乗務員がオリジナルエプロンを着用する。
オリジナル乗車券は、京成が京成成田駅（270円）、京急が羽田空港国内線ターミナル駅（300円）、西武が本川越駅（280円）、東急が田園調布駅（200円）で、各社のゆかりの地や観光名所を擁する駅が選ばれた。発売枚数は各駅2000枚で、1回につき2枚まで購入できる。
お散歩きっぷの販売期間中は、ソラシドの公認キャラクター「ソラシドリ」を使ったオリジナル台紙「ソラシドリのとうきょうお散歩日記」を羽田第2ターミナルにあるソラシドのカウンターで配る。先着順で、お散歩きっぷか期間中にソラシド全便の機内で配る搭乗証明書を提示する必要がある。初日の1日午前は、30人ほどの人が台紙を受け取りに来たという。
鉄道4社のソラ鉄お散歩きっぷと台紙、オリジナル紙コップ、搭乗証明書を紹介するソラシドエアの客室乗務員＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ソラ鉄お散歩きっぷの台紙＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
また、お散歩きっぷ4種類と搭乗証明書の計5枚を集めると、航空会社と鉄道会社に共通する定時性にちなんだ「ソラ鉄オリジナルクロック」を、先着順で羽田のソラシドカウンターでプレゼントする。
搭乗証明書は、11月1日搭乗分からソラシドの全便で配布を始めた。ソラ鉄ジェットの運航便を固定できないため、搭乗証明書は入手する難易度を下げた。一方で、搭乗証明書のイラストの青空が同社のコーポレートカラーのグリーンになっている「ラッキーバージョン」を用意した。
ソラ鉄キャンペーンは今年で2回目で、九州から各地への旅行者を対象に、飛行機と鉄道を組み合わせて旅を楽しんでもらう。
＊写真は10枚。
ソラシドが運航を始めた首都圏の鉄道4社との「ソラ鉄ジェット」＝19年11月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
首都圏の鉄道4社との「ソラ鉄ジェット」を紹介するソラシドの客室乗務員＝19年11月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ソラ鉄ジェットのヘッドレストカバー＝19年11月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ソラ鉄ジェットでオリジナルエプロンを着用して機内サービスするソラシドの客室乗務員＝19年11月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ソラ鉄ジェットでオリジナルエプロンを着用してドリンクを提供するソラシドの客室乗務員＝19年11月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ソラ鉄ジェットの搭乗証明書（手前）と2種類の紙コップ＝19年11月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
ソラ鉄ジェットの搭乗証明書＝19年11月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire
関連リンク
ソラシド エア [1]
京成電鉄 [2]
京急電鉄 [3]
西武鉄道 [4]
東急電鉄 [5]
・ソラシド、鉄道4社と「ソラ鉄」11月から お散歩きっぷやソラ鉄ジェット、元鉄道マンが企画 [6]（19年10月19日）
・ソラシド、二子玉川で九州・沖縄物産展 家族連れでにぎわう [7]（19年9月23日）
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・ソラシド、737新仕様機公開 国際線対応、充電用USB備えた革シート [9]（18年10月31日）
・ソラシド、公認キャラクター「ソラシドリ」 バンタンの学生がデザイン [10]（17年12月19日）