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機材最適化で国内線L/F改善?―検証・JAL中期経営計画(3-終-)

 日本航空(JAL)が発表した2012年度から5カ年の中期経営計画について、第1回 [1]第2回 [2]は数値目標について検証してきた。最終回の今回は、機材の小型化・最適化について考える。航空会社の経営改善の中で、需要に合った機体サイズへの最適化は定石。この手法がJALでうまく機能しているのかを見ていこう。

一時は747と言えばJALだったが、今では全機退役。機材小型化が進む=10年8月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

旧JAS機の処分進む

 JALは再建計画開始後、世界最多の保有機数44機を誇ったボーイング747-400(国際線 303-447席、国内線 546席)をはじめ、燃費が悪い機体や04年の経営統合後に旧日本エアシステム(JAS)から引き継いだ機体の整理を進めた。旧JASの機体も、