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[書籍]丹治隆『どこに向かう日本の翼―LCCが救世主となるのか―』

 桜美林大学の丹治隆教授の著書『どこに向かう日本の翼―LCCが救世主となるのか―』(晃洋書房)が9月30日発売。2600円(税別)。

 「FSCの生き残り戦略、LCCの世界的躍進、中東・アジアなどの新興国市場の急成長など急激に変化する世界の航空業界を俯瞰したうえで、日本の航空業界・市場の低迷原因につき客観的なデータに基づいて分析・政策提言を行う。さらに、長距離線LCCの発展可能性と課題についても論じる」

目次

第1章 2000年以降の世界の航空業界
――LCCによる経営技術革新と新興市場の成長――
1 はじめに
――未曾有の急激な構造変化――
2 FSCの倒産と合併による業界統合
――欧米で統合加速――
3 LCCの世界的躍進
――経営技術革新と航空自由化の成果――
4 LCCビジネスモデル
――短距離線で開発,多様化へ――
5 LCCの諸効果,将来像
――短距離線市場の基本的ビジネスモデルに――
6 中東市場の急成長
――国際線で急激なシェア拡大――

第2章 世界の市場別航空事情
1 米国航空市場
2 西欧航空市場
3 アジア・パシフィック航空市場
4 中東航空市場
――国際線で未曾有の急成長,原油価格下落で成長一段落――

第3章 日本の航空事情
1 はじめに
――21世紀に入り未曾有の航空市場低迷,新政策で回復基調――
2 日本の航空市場・業界概観
――オープンスカイとLCCで国際線好調――
3 日本におけるLCCの現状
――国際線好調,国内線伸び悩み――
4 日本の航空会社
5 日本の国際航空政策について
6 チャンスを「生む・生かす」
一貫性のある航空政策が最重要

第4章 長距離線LCCの現状と成長への課題
1 はじめに
――LCC最終のターゲット市場,高い参入ハードル――
2 長距離線LCCのビジネスモデル
――短距離線より不利――
3 長距離線LCCの歴史
――始まりは豪州国際線――
4 長距離線LCCの市場・企業の現状
――北大西洋線で拡大,黒字化は難しい――
5 長距離線LCC運航各社の経営状況
――黒字化への高いハードル――
6 長距離線LCCの成長の可能性と課題
――小型化が有利,燃油価格変動リスク大――
7 おわりに
――航空自由化と機材性能向上で緩やかに成長の可能性――

関連リンク
丹治 隆 [1](桜美林大学)
桜美林大学ビジネスマネジメント学群アビエーションマネジメント学類 [2]
晃洋書房 [3]

雑誌
[雑誌]「JAL A350XWBデビュー!」月刊エアライン 19年11月号 [4](19年9月29日)
[雑誌]「面接マナー入門」月刊エアステージ 19年11月号 [5](19年9月29日)
[雑誌]「関空 減る韓国便と国際貨物 生き残りへピーチと“和解”」週刊エコノミスト 19年10月1日号 [6](19年9月24日)
[雑誌]「海洋の安全を支える哨戒機」航空情報 19年11月号 [7](19年9月23日)
[雑誌]「米海軍トップガンとアドバーサリー飛行隊」航空ファン 19年11月号 [8](19年9月23日)
[雑誌]「Brand New! ANA」航空旅行 vol.30 [9](19年8月4日)
Pen特集「エアライン最新案内。2019」で当紙編集長がA380やA350解説 [10](19年7月1日)
「エアライン最新案内。2019」Pen 19年7月15日号 [11](19年6月28日)

書籍
[書籍]大宅邦子『選んだ道が一番いい道』 [12](19年8月13日)
『成田空港のひみつ 美味い、便利、快適! 徹底活用ガイド』 [13](19年8月4日)
『ファーストクラスで世界一周』 [14](19年4月27日)