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天皇即位行事で飛行制限 10月、皇居上空

 国土交通省航空局(JCAB)は、10月22日に皇居で行われる「即位礼正殿(そくいれいせいでん)の儀」など関連行事で、皇居上空に飛行制限区域を設ける。皇居を中心とする半径25海里(46.3キロ)が飛行禁止となる。

即位礼正殿の儀前後で設定する飛行禁止区域(JCABの資料から)

即位礼正殿の儀で飛行制限が設けられる東京上空=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 飛行禁止となるのは東京・千代田区の皇居を中心とした区域で、10月21日午前0時から25日午前0時まで制限する。範囲は北は埼玉県幸手市、東は千葉県佐倉市、南は神奈川県横須賀市、西は八王子市までが含まれる。原則すべての航空機が対象だが、警備などを任務とする航空機、管制機関から認められた航空機には適用しない。

 即位礼正殿の儀は天皇陛下が即位を内外に宣明される行事で、国事行為である国の儀式として皇居で行われる。即位礼正殿の儀終了後は、祝福を受けられるためのパレード「祝賀御列(しゅくがおんれつ)の儀」も開催される。一連の宮中行事には各国の元首らの出席が予定されている。

 JCABは今年6月に大阪で開催されたG20サミット(金融・世界経済に関する首脳会合)で、会場上空に飛行制限区域を設定した。

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国土交通省 [1]
宮内庁 [2]

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