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羽田国際線、ANA13.5枠で決定 JALは11.5枠、昼間帯新規7地域

 国土交通省航空局(JCAB)は9月2日、2020年夏ダイヤで拡大する羽田空港の昼間時間帯発着枠について50枠を設定し、日本と相手国の航空会社に25枠ずつ配分すると発表した。このうち日本の航空会社には全日本空輸(ANA/NH)へ13.5枠(便)、日本航空(JAL/JL、9201)へ11.5枠を割り当てる。

 2010年1月にJALが破綻以降、発着枠は国内線と国際線ともにANAに傾斜配分が行われてきたが、関係者によると「ANAとJALの差は就航地数の違い」で、今回は運航実績などを基に配分する。JALが破綻から再生後、ANAが訴えてきた格差是正は終止符を打つことになる。

20年夏ダイヤで昼間帯発着枠が50枠増える羽田空港の国際線=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

—記事の概要—
新規割り当て7地域
ANAとJAL、5カ国で均等配分
国際線3万9000回増

新規割り当て7地域

 羽田の昼間時間帯は午前6時から午後10時55分まで、深夜早朝時間帯は午後10時から翌日午前6時55分まで。昼間帯の50枠のうち最も多いのは米国で、24枠を日米で12枠ずつ配分。日本側はこのうちANAとJALに