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バスケ日本代表、JAL便で中国へ W杯出場、八村塁「ついに来た」

 バスケットボール男子日本代表チームは8月28日、中国で開催されるワールドカップ(W杯)に出場するため、日本航空(JAL/JL、9201)の羽田発上海(虹橋)行きJL81便(ボーイング777-200ER型機、登録記号JA709J)で離日した。同便の出発前、JALのスタッフらが横断幕を掲げ、チームの検討を祈った。

JALが羽田空港で開催したバスケ日本代表の出発セレモニー=19年8月28日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

—記事の概要—
チームスローガンは「日本一丸」
日本初戦はトルコ

チームスローガンは「日本一丸」

バスケ日本代表を乗せ羽田を出発するJALの上海行きJL81便=19年8月28日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 同便が出発した羽田空港112番搭乗口前で開催した出発セレモニーで、JALの二宮秀生常務は「難敵ぞろいだとは思うが、最高のパフォーマンスを発揮して」とエールを送った。その後、JALのスタッフが日本代表のフリオ・ラマス監督に飛行機模型を、中心メンバーでBリーグ・川崎ブレイブサンダース所属の篠山竜青選手に折り鶴を、それぞれプレゼントした。

 プレゼントを受け取ったラマス監督は「期待に応えられるような結果を残す」と述べ、決意を新たにした。篠山選手は「(チームスローガンの)“日本一丸”で、中国で精いっぱい頑張ってくる。これからの日本バスケが発展できるように最善を尽くす」、米NBAのメンフィス・グリズリーズに所属する渡邊雄太選手は「日本のバスケットボールが大きく変わろうとしている。(W杯で)結果を残す」と話し、W杯での活躍を誓った。

 またチームの得点源で、NBAのワシントン・ウィザーズに入団した八村塁選手は「ついにこの日が来た」とワクワクした様子で話した。

 JL81便はチーム関係者28人を含む297人(うち幼児0人)が搭乗。定刻午前9時20分発だったが、虹橋空港の混雑により、羽田空港の出発が20分近く遅れた。

日本初戦はトルコ

 現地時間8月31日に開幕するW杯は、北京や武漢、広州など中国8都市で開催される。全32チームが出場し、グループAからHまで8グループに分かれて1次ラウンドを戦う。日本は上海で開催されるグループEに入った。各グループの上位2チームずつが2次ラウンドに進み、このうち8チームが決勝トーナメントを戦う。決勝戦は9月15日に、北京で行われる。

 W杯を主催するFIBA(国際バスケットボール連盟)の8月5日現在のランキングによると、日本は48位。グループEはこのほか、17位のトルコと24位のチェコ、1位の米国も入っている。日本の初戦は9月1日のトルコ戦で、その後3日にチェコと、5日に米国と戦う。

 日本がW杯に出場するのは2006年以来13年ぶり5回目。このときは日本で開催したため、予選には出場しなかった。予選を勝ち抜いての出場は、1998年のアテネ大会以来21年ぶりとなる。

上海への出発前に決意を新たにする八村選手(左)=19年8月28日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

JALから受け取ったプレゼントを手に笑顔を見せるラマス監督(左)と篠山選手=19年8月28日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

上海への出発前に決意を語る渡邊選手(右)=19年8月28日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

バスケ日本代表を乗せ羽田を出発するJALの上海行きJL81便=19年8月28日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

バスケ日本代表を乗せ羽田を離陸するJALの上海行きJL81便=19年8月28日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

バスケ日本代表を乗せ羽田を離陸したJALの上海行きJL81便=19年8月28日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

関連リンク
FIBA Basketball World Cup China 2019 [1]
日本バスケットボール協会 [2]
日本航空 [3]

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