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NEC、“空飛ぶクルマ”浮上実験に成功 GPSで自律飛行、20年代半ば人員輸送開始へ

 日本電気(NEC、6701)は移動手段や物資輸送などに使用する次世代航空機“空飛ぶクルマ”について、8月5日に試作機の浮上実験に成功した。人間が搭乗しない自律飛行によるもので、今後、2023年以降に物品輸送の開始を目指し、2020年代半ばには人員輸送の開始も視野に入れる。

浮遊するNECの空飛ぶクルマ試作機=19年8月5日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 NECが開発した空飛ぶクルマの試作機は、タテ3.9メートル、ヨコ3.7メートル、高さ1.3メートル。離陸重量は150キロ未満で、人間は搭乗できない。飛行に必要なGPSなどの制御ソフトやモータードライバーを搭載し、行き先を入力すると目的地に飛ぶことができる。

 今後、2023年以降に物品輸送の開始。限られた