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ANA、B777-9準備室とMaaS推進部新設 組織改編と管理職人事、19年7月1日付

 全日本空輸(ANA/NH)は6月25日、7月1日付で組織改正と管理職者の人事異動を発令すると発表した。B777-9準備室とMaaS推進部を新設する。

ANAホールディングスが発注した777-9Xのイメージイラスト(同社提供)

 B777-9準備室はフライトオペレーションセンターに新設。次世代大型機ボーイング777-9型機(777X)の導入に向け、準備を進める。777Xはエンジン開発で遅延が生じているが、ボーイングは計画通り2020年の就航を目指している(関連記事 [1])。

 ANAを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、777-9を20機確定発注しており、2021年度から受領を計画している。

 MaaS推進部は企画室に新設する。MaaS(マース)は「Mobility as a Service」の略で、移動を利用者にとっての一元的なサービスとして捉える概念。ANAでは、日本から海外へ渡航する人や訪日外国人などに対し、航空と地上交通、地域交通間の情報、サービスなどの連携をデジタルテクノロジーなどで図り、出発地から目的地へのシームレスな移動体験の創出を目指す。

 管理職者の人事異動は下記の通り(新所属・旧所属・氏名の順で敬称略)。