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ANA平子社長「アルコール検知、乗務させない」 ANAHD株主総会

 ANAホールディングス(9202)は6月21日、都内のグランドプリンスホテル新高輪で第74回株主総会を開催した。配当や取締役、監査役選任、監査役報酬の額改定の4議案をすべて可決して閉会した。

グランドプリンスホテル新高輪で開催したANAホールディングスの株主総会=19年6月21日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 総会で議長を務めた片野坂真哉社長は、パイロットによる一連の飲酒問題や、ボーイング787型機のエンジン整備により発生した欠航について陳謝。事業会社である全日本空輸(ANA/NH)の平子裕志社長は「アルコール検査を厳格化し、検知したら絶対に乗務させない」と述べた。

 ANAは787に、ロールス・ロイス(RR)製エンジン「トレント1000」を採用している。エンジン前方に備えるの圧縮機と、後方に備えるタービンについて平子社長は「劣化が想定以上に早く進んだ。タービンは1月に改修を完了し、圧縮機は今年度末に終了する」と説明した。

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