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日航、初の女性取締役に大川客室本部長 新役員体制発表

 日本航空(JAL、9201)は3月19日、取締役専務執行役員に客室乗務員出身で常務執行役員の大川順子客室本部長が就任するなど、4月1日以降の役員体制を発表した。稲盛和夫名誉会長は6月開催予定の株主総会を待たず、取締役を3月31日付で退任。4月以降は経営から退いた上で、名誉会長として新経営陣に助言を行っていく。

初の女性常勤取締役誕生など新役員体制を発表したJAL=13年3月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 1977年入社の大川氏は機内サービス部長や客室品質企画部長を経て、2010年に執行役員客室本部長に就任。JALでは女性の社外取締役として2012年7月から岩田喜美枝氏が就いているが、女性社員が常勤取締役に就任するのは大川氏が初めて。4月1日付で専務執行役員に就任し、6月の株主総会で承認後、取締役会で正式に決定する。

 新任の執行役員は4人。米州地区支配人室支配人の日岡裕之氏、ジェットスター・ジャパン(JJP)出向の西尾忠男氏、客室企画部長の清水新一郎氏、人事部長の植田英嗣氏が新たに就任する。

 4月1日以降の役員体制は下記の通り(役職、担当業務、氏名の順で敬称略。社外取締役と監査役は氏名のみ)。