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G20、会場付近で飛行制限 6月、大阪上空

 国土交通省航空局(JCAB)は、6月28日と29日に大阪で開催されるG20サミット(金融・世界経済に関する首脳会合)で、会場上空に飛行制限区域を設ける。会場を中心とする半径25海里(46.3キロ)が飛行禁止となる。

G20サミット期間の前後で設定する飛行禁止区域(JCABの資料から)

6月28日と29日に大阪で開催されるG20サミット(同ウェブサイトから)

 飛行禁止となるのは、大阪市住之江区のインテックス大阪(大阪国際見本市会場)付近で、6月27日午前0時から7月1日午前0時まで制限する。範囲は北は大阪府能勢町、東は奈良市、南は和歌山県紀の川市、西は兵庫県明石市までが含まれる。高度は限定しない。原則すべての航空機が対象だが、要人輸送や警備などを任務とする航空機、管制機関から認められた航空機には適用しない。

 G20サミットは2008年11月からスタートした国際会議で、参加国は日本と米国、英国のほか、アルゼンチンと豪州、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、インド、インドネシア、イタリア、メキシコ、韓国、南アフリカ、ロシア、サウジアラビア、トルコの19カ国。このほか、欧州連合(EU)の首脳も参加する。日本が議長国となるのは初めて。

 JCABは2016年5月に三重県で開催された伊勢志摩サミットで、今回同様、会場上空に飛行制限区域を設定した。

関連リンク
国土交通省 [1]
G20大阪サミット2019 [2]
インテックス大阪 [3]

国交省、サミットで飛行制限 会場の志摩上空 [4](16年4月15日)