全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)の2019年3月期通期の連結決算は、純利益が前期(18年3月期)比23.0%減の1107億7700万円となった。前期はLCCのピーチ・アビエーション(APJ/MM)を連結子会社化したことによる特別利益があったため、今期は大幅減となった。2020年3月期の通期見通しは、純利益1080億円(19年3月期比2.5%減)を見込む。
2019年3月期通期の売上高は4.4%増の2兆583億1200万円、営業利益は0.3%増の1650億1900万円、経常利益は2.5%減の1566億8100万円。売上高が初めて2兆円台に乗り、営業益は4期連続で最高益を更新した。
営業費用は4.8%増の1兆8932億円。営業利益率は8.0%(0.3ポイント低下)となった。航空事業の営業費用のうち、燃油費・燃料税は市況が上昇に転じたことなどにより11.0%増の3337億円、整備部品・外注費は5.9%減の1570億円だった。
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*JALの決算はこちら [1]。
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