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JAL、パイロットも女性のひなまつりフライト 現制服ではラスト

 日本航空(JAL、9201)はひな祭りのきょう3月3日、今年で5回目となる「ひなまつりフライト」を羽田発高知行きJL1487便で行った。機長を含む運航業務のほとんどを女性スタッフが行うもので、乗員6人と乗客70人を乗せたボーイング737-800型機(登録番号JA332J)は、午前9時24分に羽田を出発した。赤いジャケットが印象的なJALエクスプレス(JEX)の制服など、現行制服でのひなまつりフライトは今回で見納め。

高知行き1487便を見送るJALやJEXの客室乗務員ら=3月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 出発に先立ち、搭乗口では客室乗務員やグランドスタッフ、整備士らがひなあられと手書きメッセージカードを乗客に配布。搭乗後はイベントを企画したメンバーが中心となり、横断幕で見送った。

 今回のフライトでは、機長と副操縦士、客室乗務員、グランドスタッフ、ラウンジ、整備士、機内食搭載、給油、オペレーションと、運航にかかわるすべての職種を女性スタッフが担当。整備責任者など、一部のみ男性が務めた。

 JALグループでは今年上期を目途に新制服を導入予定。JEXも赤いジャケットからJALと同じデザインの制服へ移行し、違いはスカーフのみとなる。JEXの客室乗務員の野口千恵里さんは、「赤で目立つことと、JEXの制服が好きとおっしゃるお客様もいらっしゃるので寂しいです」と着慣れた制服への思いを話した。

ひなあられやメッセージカードを手にするJALの客室乗務員(中央)と整備士(左)、搭載・航空機誘導スタッフ=3月3日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire