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ANA支店長酒酔いで乗客けがが1位 先週の注目記事18年9月30日-10月6日

 9月30日から10月6日までによく読まれた記事をまとめました。一番読まれたものは、全日本空輸(ANA/NH)の当時パリ支店長兼ブリュッセル支店長だった男性(52)が機内で酒に酔い、隣席の乗客にけがなどを負わせた事件の記事でした。

ANAのパリ支店長が酒に酔い乗客にけがをさせた当該機=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAによると、前支店長は日本時間3日午前7時40分ごろ、出張でパリ発羽田行きNH216便(ボーイング787-9型機、登録番号JA873A)のビジネスクラスに乗っていた際、通路を挟んで隣席の50代女性に頸椎(けいつい)捻挫のけがを負わせました。ANAは5日、男性を諭旨解雇処分にしました。詳細は記事をご覧ください。

 なお、本件は国土交通省内の記者クラブ加盟社に対してのみ発表があり、弊紙では別途取材しました。企業として、広く報じられたくない情報は加盟社以外に流さないという姿勢は、いかがなものかと思います。都合の悪いことも含めて報じない限り、企業の良い点を報じても、うがった目で記事が受け取られてしまうのではないかと危惧します。

 ANA側から見ると、弊紙は「無料で自社を宣伝をしてくれる媒体」に過ぎない、ということなのでしょう。しかしこれは同社に限ったものではなく、「記者クラブにさえネガティブ情報を出せば、説明責任は果たした」という、日本企業全体に言える体質です。これまでも不祥事を起こして、弊紙に連絡してきた航空会社は数えるほどしかありませんでした。

 第2位は、5日に