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30機目の787-9 写真特集・ANA初のスタアラ787

 全日本空輸(ANA/NH)のボーイング787型機では初となる、同社が加盟する航空連合「スターアライアンス」の塗装をまとった787-9(登録番号JA899A)が10月2日夜、米チャールストンから羽田空港に到着した。中距離国際線仕様機で、エアージャパン(AJX/NQ)が運航する。初便は、6日の羽田発ジャカルタ行きNH855便となった。

羽田の駐機場へ向かうANAのスターアライアンス塗装787-9=18年10月2日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

 JA899AはANAの787として66機目、787-9としては30機目で、今年9月18日製造。座席数は3クラス246席(ビジネス40席、プレミアムエコノミー14席、エコノミー192席)で、エンジンはロールス・ロイス製トレント1000-D3を採用した。

 ANAは2004年4月26日、ローンチカスタマーとして787を50機購入すると決定。標準型の787-8を36機、長胴型の787-9を44機、超長胴型となる787-10を3機の計83機を発注済み。787の発注機数としては、世界最多となっている。

 今回受領した機体を含め、ANAは787-9を30機、787-8を全36機受領。787-8はエバレット工場製が32機、サウスカロライナ州のチャールストン工場製が4機、787-9はエバレット製が21機、チャールストン製が9機となっている。

 ANAのスタアラ塗装機はJA899Aのほか、777-200が2機(JA711A、JA712A)、777-300ERが1機(JA731A)、767-300ERが1機(JA614A)、737-800が1機(JA51AN)などとなっている。現役機材は6機で、国際線が777-300ERと787-9の2機、国内線が2機の777-200と767-300ER、737-800の4機になった。

 フェリーフライト(空輸)の便名はNH9399便で、チャールストンを現地時間1日午後4時30分に出発し、同54分に離陸。羽田には2日午後8時52分にA滑走路(RWY34L)へ着陸し、午後9時4分に202番スポット(駐機場)へ到着した。

 商業運航初便となったジャカルタ行きNH855便は、羽田を午前10時33分に出発し、午後3時46分に到着した。今後は東南アジア路線やホノルル線などに投入する。

羽田に着陸するANAのスターアライアンス塗装787-9=18年10月2日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

羽田に着陸するANAのスターアライアンス塗装787-9=18年10月2日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

羽田に着陸するANAのスターアライアンス塗装787-9=18年10月2日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

羽田の駐機場へ向かうANAのスターアライアンス塗装787-9=18年10月2日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

羽田の駐機場へ向かうANAのスターアライアンス塗装787-9=18年10月2日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

羽田の駐機場へ向かうANAのスターアライアンス塗装787-9=18年10月2日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

羽田の駐機場に到着したANAのスターアライアンス塗装787-9=18年10月2日 PHOTO: Youichi KOKUBO/Aviation Wire

関連リンク
全日本空輸 [1]
Boeing [2]
ボーイング・ジャパン [3]

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