3月14日の東京株式市場の大引け後、航空業界の常識を知る人なら目を疑う記事が読売新聞のウェブサイト「YOMIURI ONLINE」に掲載された。「国交省困惑・関空反発、就航前に運休決定…なぜ」という記事だ。スカイマーク(SKY)が25日から運航する関西空港-羽田線が4月30日までの限定運航だとわかり、国交省も困惑しているという内容だ。
ちょっと待ってほしい。新路線の就航は航空会社の一存では決められない。ましてや、今回就航する関西空港は、航空法により国交省の事前許可を必要とする「混雑空港」だ。しかも、SKYは申請段階で「4月30日までの運航」と条件付きで提出しているが、記事では触れられていない。
運輸審議会が3月6日に発表した答申の別表。羽田-関空線は4月30日までの運航と明記されている(国交省の資料から)
SKYからの申請後、国交省は