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ジェットスター・ジャパン、追加料金で機内持込10キロに

 ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)は、機内持込手荷物の上限重量を引き上げるオプションの提供を、9月4日搭乗分から始めた。通常は1人7キロまでだが、1000-2000円台の追加料金を払うと3キロプラスされ、10キロまでになる。

追加料金で機内持込を10キロまで増やすジェットスター・ジャパン=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 追加料金は、通常期と繁忙期で異なり、予約時の支払いと予約後でも変わる。成田-関西線の場合、予約時は通常期が1040円、繁忙期が1200円で、予約後は通常期1710円、繁忙期1870円となる。1日最大9往復運航している成田-札幌(新千歳)線の場合は、予約時は通常期が1200円、繁忙期が1400円で、予約後は通常期2070円、繁忙期2270円になる。

 ジェットスター・ジャパンの機内持込手荷物は、2012年7月の就航当時は1人10キロまでだった。その後、機内混雑時の定時性向上などを念頭に、7キロに見直した。同社によると、出張客の利用が増えたことなどで、ノートパソコンや仕事で使う資料類、得意先への土産物を機内に持ち込みたいという要望が寄せられ、オプションを用意した。

 これまでは7キロをオーバーした場合、貨物室への預け荷物にする必要があった。このため、パソコンなどの破損を懸念する企業やビジネスマンが、運航の定時性などに加えて利用を敬遠する事例もあった。追加料金の新設で、こうした利用者層の獲得も狙う。

 同社によると、試験運用期間を経て、8月15日から本格的に販売を始めたという。

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