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スペース・フレックスでピッチ広々 写真特集・スターフライヤー15機目のA320

 10月に国際線を就航するスターフライヤー(SFJ/7G、9206)。現地時間6月21日に受領した、15号機となるエアバスA320型機(登録番号JA25MC)には、国際線用にオーブンを搭載した。また、エアバスがA320向けに提供する「スペース・フレックス」を設定し、シートピッチを広げた。

スターフライヤー15号機となったA320=18年7月9日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire

 スペース・フレックスの採用により、前後のシートピッチを、従来の機材より1インチ広い35インチ(88.9センチ)とする一方、座席数は従来機と同じ1クラス150席を設定する。また、非常口座席を含むすべての座席で、リクライニングが可能となった。

 スペース・フレックスはA320に導入。機体後方の圧力隔壁とギャレー(厨房設備)の間で、使われていなかったスペースを有効活用し、後部のラバトリー(化粧室)やギャレーを効率良い新レイアウトで配置する。

 15号機では、機内設備の利便性を向上させ、座席に設置するAC電源の位置を変更。従来のひざ裏付近から、前方シートポケット付近に移動し、目に付きやすいようにした。USB電源は、従来機よりも供給電力を大きくすることで、早く充電できるようにした。座席番号やラバトリーなどの各種表示には、ユニバーサルデザインを取り入れた。

 ギャレーには、オーブンを初搭載。前方に2つ、後方に1つの計3つ設置し、1台につき機内食を48食まで温めることができる。ラバトリーには、車いす利用者が1人で便座に移動できるよう、入り口左手に折りたたみ式のいすを設けた。

 本写真特集では、ラバトリーやギャレーなどの機内の様子を写真で紹介する。

*写真は33枚。

非常口座席もリクライニング可能となったスターフライヤー15号機のA320のシート=18年7月9日 PHOTO: Kiyoshi OTA/Aviation Wire