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13年度予算案、空港整備事業は1465億円 羽田国際線設備や那覇第2滑走路など

 国土交通省航空局が1月29日に発表した2013年度予算概要によると、航空局に関する公共事業の歳出額3277億円(前年度比3.0%増)のうち、空港整備事業は1465億円(5.0%増)となった。

 このうち、羽田と成田を合わせた首都圏空港は1076億円(0.4%増)、関空など近畿圏・中部圏空港が88億円(0.1%増)、地方空港が253億円(36.8%増)、空港の利便性を向上する機能高質化事業が46億円(6.1%減)、空港の経営改革推進が2億円(前年同)となった。

 羽田の予算額は1096億円(25.3%増)で、内訳は事業費が265億円、借入金の償還経費が831億円(元本含む)。13年度末予定の国際線の発着回数9万回化へ向けて、エプロンの増設や改良、税関などCIQ施設の増設などを行う。360メートルの延伸工事を進めているC滑走路(3000メートル)は、延伸後の供用開始時期の前倒しを目指す。また、延伸工事とともに耐震化を含む舗装改良工事を行う。

羽田空港の主要整備事項(航空局の資料から)

 成田は54億円(前年度比3倍)。早ければ14年度中を予定している発着回数30万回化に向けて、