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JAL、自転車輸送箱を共同開発 前輪外すだけ、8月から実証実験

 日本航空(JAL/JL、9201)は6月22日、自転車輸送専用ボックス「SBCON(エスビーコン)」を、一般社団法人せとうち観光推進機構(広島県広島市)とS-WORKS(東京都港区)の3者で共同開発したと発表した。8月から実証実験としてツアー客向けにサービスを始め、将来的には個人客も利用できるよう検証を進める。

自転車輸送専用ボックス「SBCON」を披露するJALの西尾常務(中央)とS-WORKSの坂本CEO(右から2人目)、せとうち観光推進機構の村橋克則事業本部長ら=18年6月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

自転車輸送専用ボックス「SBCON」を説明するJALの西尾常務=18年6月22日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 これまで飛行機で自転車を運ぶ場合、乗客自身がフレームや車輪、サドルなどを分解して移動する「輪行」用のバッグや、ハードケースに収納する必要があった。SBCONは前輪を外すだけで、大半の自転車をしまうことができる。

 JALでは、パイロットらによる社内クラブ活動「JAL自転車クラブ」の部員が中心となり、飛行機を使ったサイクルツーリズムを活性化