スカイマーク(SKY/BC)の市江正彦社長は6月16日、関西大学で航空業界について講演した。
関西大は、3年生以上を対象にプロジェクト型学習「航空業界を知る」を実施。航空業界への就職を考える学生に、仕事の内容をイメージしてもらおうと、スカイマークに打診した。
スカイマークは、関西圏では神戸空港を羽田に次ぐ拠点として展開。地域共生を企業ミッションに掲げていることから、関西大の申し出を引き受けたという。
16日の講義には、39人の学生が出席。市江社長は、スカイマークの歴史やビジネスモデルに触れ、「華やかさの裏には大変さもある」と、空の仕事の実態を語りかけた。
航空業界を研究していて、神戸空港をよく利用するという、経済学部3年生の横田日菜子さんは、「スカイマークの神戸でのシェアが70%となった理由と、拠点として神戸を選んだ理由」を、市江社長に質問。市江社長は、「大手が伊丹や関空を拠点としており、神戸にはあまりやって来ない。そこにわれわれが入ったので、高いシェアになった」と、説明した。
講義を終えた市江社長は、「なかなか良い質問をする人が多かったので、(就職活動で)うちを受けて欲しい」と、本音をのぞかせた。
授業では今後、職務の理解を深めるため、神戸空港でのフィールドワークなどを行っていく。全4回で、最終回となる7月7日の授業では、スカイマークの佐山展生会長が講師を務める。
*写真は8枚。
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スカイマーク [1]
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