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ピーチ、機長が身体検査証明書持たず乗務 後続便に遅れ

 6月11日午前8時30分ごろ、ピーチ・アビエーション(APJ/MM)の関西発成田行きMM311便(エアバスA320型機、登録番号JA807P)を運航する60代の男性機長が、乗務時に必要となる有効な航空身体検査証明書を持たずに乗務していたことがわかった。この影響で、機長が乗務予定だった3便が、乗員繰りの影響で約3時間30分ほど出発が遅れた。

航空身体検査証明書を不携帯で機長が乗務したピーチ・アビエーション=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 MM311便は乗客167人と乗員6人(パイロット2人、客室乗務員4人)を乗せ、関西空港を定刻より4分早い午前6時56分に出発。成田に午前8時34分に到着後、機長が航空身体検査証明書を携行していないことがわかった。

 このため、代わりの機長を関空から送り込む必要が生じたため、後続の成田を午前9時5分に出発予定だった福岡行きMM523便、福岡午前11時50分発の札幌行きMM455便、札幌午後3時発の関西行きMM106便の合わせて3便が、最大3時間38分出発が遅れた。

 ピーチによると、パイロットが乗務に必要な証明書を忘れたのは、2012年3月に就航以来初めてだったという。同社では「再発防止に努め、安全運航の維持を図って参ります」とコメントしている。

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ピーチ・アビエーション [1]

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