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関空、24時間のビジネスジェット専用施設 15日から

 関西空港を運営する関西エアポートは6月15日午前0時から、24時間運用のビジネスジェット専用施設「Premium Gate 玉響」(プレミアムゲートたまゆら)の供用を開始する。専用の保安検査場やCIQ(税関・出入国管理・検疫)などを設ける。

*完成した施設の記事はこちら [1]

関空のビジネスジェット専用施設「Premium Gate 玉響」のイメージイラスト(関西エアポート提供)

 玉響は、LCCが乗り入れる第2ターミナル国内線エリアの一部に新設。面積は約300平方メートルで、専用の乗降場所や駐車場、会議室、受付カウンター、待合ラウンジなどを設ける。現在、ビジネスジェットの利用者は第1ターミナルにある一般の出入国動線を使うが、専用施設によりプライバシー性の高いサービスが提供できるようになる。

 料金は1回20万円(税抜き)。利用を希望する前日の正午までに申し込む。

 関西エアによると、ビジネスジェットが利用できるスポット(駐機場)は18スポットで、2017年の利用実績は795便(国際771便、国内24便)だった。今後は2019年のG20大阪開催やラグビーワールドカップ、2020年の東京オリンピック・パラリンピックなどを契機に、ビジネスジェットの利用増加を見込んでいる。

「Premium Gate 玉響」の位置(関西エアポートの資料から)

 国内のビジネスジェット専用施設は、成田空港に首都圏初の専用ターミナル「プレミアゲート」が2012年3月31日にオープン。羽田にも2014年9月30日に開業した。

関連リンク
Premium Gate 玉響 [2](関西エアポート)

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