航空機内装品大手であるジャムコ(7408)の大喜多治年社長は5月22日、航空機用シート事業について開発コストがかさむ航空会社ごとに受注する特注品から、航空機メーカーにカタログモデルとして提供する「スタンダードシート」に注力することを明らかにした。
—記事の概要—
・KLMが採用
・18年3月期と19年通期見通し
KLMが採用
ジャムコは2014年4月に、航空機用シート事業への本格参入を表明。従来から手掛けているギャレー(厨房設備)やラバトリー(化粧室)にシートを加えることで、航空会社に対して内装のトータルコーディネートを提案できる態勢を構築している。
今年4月に、KLMオランダ航空(KLM/KL)がビジネスクラス向けスタンダードシート「Venture」を採用。ボーイング787-10型機向けで、2019年中旬から引き渡しを予定している。大喜多社長は「個別の開発コストが少なく、生産効率がよいスタンダードシートの出荷増加で収益が改善する」と語った。
ジャムコによると、社名を