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日本空港ビル、副社長に元三越伊勢丹HD大西氏 7月に新会社社長

 羽田空港の国内線ターミナルなどを運営する日本空港ビルデング(9706)は5月11日、6月開催の株主総会後、三越伊勢丹ホールディングス(3099)元社長の大西洋氏(62)が副社長に就任すると発表した。7月には100%子会社の羽田未来総合研究所(大田区)を設立。大西氏が社長に就任し、新規事業開発などに携わる。

日本空港ビルの副社長に就任する三越伊勢丹HD元社長の大西氏=14年7月31日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 空ビルと三越伊勢丹HDは、大西氏が社長時代の2012年4月に、紳士雑貨中心の店舗「イセタン羽田ストア」を国内線第1ターミナル内にオープンするなど、関係が深い。

 2014年9月には、免税店運営会社「ジャパンデューティーフリー ファソラ 三越伊勢丹」を、空ビルと三越伊勢丹HD、成田国際空港会社(NAA)の100%子会社で免税店運営を手掛けるNAAリテイリングの3社で設立。2016年1月27日に、空港型免税店「ジャパンデューティーフリー ギンザ」を三越銀座店内に開業した。

 空ビルでの大西氏の担当業務は、社長補佐と事業開発推進統括。7月2日に設立する羽田未来総研では、空港運営事業の価値向上や事業開発、シンクタンクとしての提言などを、社長として指揮する。空ビルによると、資本金は未定で、2019年3月期決算への影響は軽微だという。

 6月の株主総会後の新役員体制では、日本航空(JAL/JL、9201)の植木義晴会長と、ANAホールディングス(ANAHD、9202)の長峯豊之副社長が、非常勤取締役に就任する。

*株主総会後の新役員体制はこちら [1]

関連リンク
日本空港ビルデング [2]
三越伊勢丹ホールディングス [3]

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