ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)が5月8日に発表した2017年度通期の利用実績によると、国際線は旅客数が前年度比6.8%増の974万523人、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は7.0%増の643億7622万5000座席キロ、有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)は7.7%増の491億3260万6000旅客キロ、ロードファクター(座席利用率、L/F)は0.5ポイント上昇し76.3%だった。
日本航空(JAL/JL、9201)の2017年度の国際線通期実績は、旅客数が858万5399人(前年度比2.3%増)、ASKは518億3649万1000座席キロ(2.4%増)、RPKは420億1311万1000人キロ(3.4%増)で、それぞれANAがJALを上回った。通期の旅客数は、2015年度から3年連続でJALを上回った。
羽田空港国際線発着枠の傾斜配分を受け、2014年3月末の夏ダイヤから国際線を大幅増便したことで、提供座席数が大幅に増加。旅客数も堅調に増えている。
一方、国内線は旅客数が前年度比2.9%増の3978万4862人、ASKは1.0%減の530億6044万2000座席キロ、RPKは3.3%増の363億2397万8000旅客キロ、搭乗率は2.9ポイント上昇し68.5%となった。
―記事の概要―
・17年度
・3月単月
17年度
国際線の方面別では、L/Fが最も高かったのは