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スターフライヤーCA「腹筋割ります」 新年度の目標掲げ「旅立ちの日フライト」

 北九州空港を拠点とするスターフライヤー(SFJ/7G、9206)が、早朝の招待フライト「旅立ちの日 Flight 2018」を実施した。2018年度に「輝きたい意気込み」を持つ18歳以上の111人を募集。約1000人の応募があった。

 旅立ちの日フライトは、金運向上や旅行によいとされる「寅の日」にあたる3月23日に開催。新年度のスタートを前に、物事を始めると大きな実を結ぶとされる開運日「一粒万倍日」となることから、「旅立ちの日」として無料で利用者を招いた。

羽田のスターフライヤーのカウンターに設置された出発案内には、行き先は「輝く未来」、便名は「SFJ555」と記されていた=18年3月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
温泉で前夜祭
行き先は「輝く未来」

温泉で前夜祭

 当日は早朝フライトとなるため、前日22日に前夜祭を羽田空港に近い「天然温泉 平和島」で開催。17歳から69歳までの参加者が、北は北海道、南は大分県までの全国各地から集まり、温泉を楽しんだ。日付が変わると、北九州出身の男性ユニット「DrunK!」(ドランク)と、東京と福岡を拠点とする2人組「イーシス」がライブを開き、会場を盛り上げた。

旅立ちの日 Flight 2018の前夜祭が開かれた天然温泉 平和島=18年3月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 前夜祭には、スターフライヤーの松石禎己社長も登場。クイズやじゃんけん大会で、参加者とともにイベントを楽しんだ。じゃんけん大会では、ペア往復航空券や平和島温泉のチケットなどがプレゼントされた。

 スターフライヤーは、2015年から無料招待による初日の出フライトを北九州空港で実施。2017年の元日には、初めて羽田でも開催した。ところが、今年は発着枠の関係で、羽田では初日の出フライトを開催できなかった。

 初日の出フライトに代わるイベントを羽田でも開きたいと考えた、羽田と関西空港に務める社員が中心となり、今回のフライトを実現させた。無料招待のチャーター便は、燃料代など相応のコストがかかるが、「会社はどうでもいい。みんなが成長してくれればいい」(松石社長)と、やる気のある社員が考えた企画の実現を後押しした。

行き先は「輝く未来」

 前夜祭が開かれた平和島からは、バスで羽田第1ターミナルへ移動。午前3時すぎに到着すると、ひっそりとしたターミナルを参加者たちは珍しがっていた。スターフライヤーのカウンターに設置された出発案内には、行き先は輝く未来、便名はSFJ555便と名付けられたフライトが表示されていた。

羽田で出発を待つスターフライヤーの555便=18年3月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関東を一周したスターフライヤーの旅立ちの日フライト=18年3月23日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 目玉となる早朝フライトの555便(エアバスA320型機、登録番号JA24MC)には、スタッフなどを含む乗客127人が搭乗。午前4時33分に1番スポット(駐機場)を出発し、関東平野を1周し、日の出を観賞する遊覧飛行を行った。

 客室乗務員は先任の大竹侑子さんをはじめ、佐野純子さんと菅原真吾さん、房野紗衣さん、市川真菜美さんが乗務。通常は