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ピーチ、機内食で新潟焼きそば「イタリアン」 手のひらコシヒカリも

 ピーチ・アビエーション(APJ/MM)は2月21日、関西-新潟線の就航を記念した機内食の新メニューを発表した。新潟名物の焼きそば「イタリアン」や笹寿司弁当、日本酒などをそろえるほか、手のひらサイズの魚沼産コシヒカリを機内販売する。

新潟就航記念の機内食メニュー「イタリアン」を手にするピーチ客室乗務員の林さん=18年2月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新潟線は、3月1日から1日1往復運航する。2000年6月30日までは旧・日本エアシステム(JAS/JD)が運航していた路線で、およそ18年ぶりの復活。新潟空港へ初めてLCCが乗り入れる。

 イタリアン(税込700円)は、ウスターソースで味付けされた太麺の焼きそばに、洋風トマトソースをかけた新潟名物。地元で親しまれる“ソウルフード”で、老舗「みかづき」が監修した。焼きそばにはモヤシやキャベツが入っており、白ショウガが添えられている。

 笹寿司弁当(1300円)は新潟名物の笹寿司とともに、へぎそばとタレかつを味わえるようにした。日本酒は「越後 鶴亀」を2種類(各500円)と「八海山」(金:850円、銀:700円)をそろえる。おつまみとして、新潟限定となる亀田製菓(2220)の米菓「サラダホープ」(300円)を扱う。

 また、コシヒカリの名産地である南魚沼市塩沢地区で生産された一等米を、2号詰めの白米で機内販売。価格は600円で、土産用にも適した手のひらサイズで提供する。

 21日に関西空港で開かれた発表会では、南魚沼市出身の客室乗務員、林莉沙さんが新潟をアピール。温泉や夏の花火大会、冬のスキーなど観光資源が豊富な故郷を売り込んだ。

 新メニューは、3月1日から5月31日まで販売。イタリアンと笹寿司弁当は、関西-那覇線など飛行時間が1時間30分以上の国内線と、一部を除く国際線で提供する。日本酒とサラダホープ、コシヒカリは、全路線で扱う。

 新潟線では、飛行時間の関係でイタリアンと笹寿司弁当は提供しない。ピーチでは「機内食を通して、他路線の乗客に新潟の魅力を届けたい」と話している。

 新潟線の運航スケジュールは、新潟行きMM143便が関空を正午に出発し、午後1時5分着。関西行きMM144便は午後1時35分に新潟を出発し、午後3時10分に到着する。機材はエアバスA320型機(1クラス180席)を使用する。

 国内初のLCCであるピーチは、新潟線が就航する1日に就航6周年を迎える。

運航スケジュール
MM143 関西(12:00)→新潟(13:05)
MM144 新潟(13:35)→関西(15:10)

新潟就航記念で機内販売する手のひらサイズの魚沼産コシヒカリを手にするピーチ客室乗務員の林さん=18年2月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

新潟就航記念で機内販売する手のひらサイズの白米「魚沼産コシヒカリ塩沢地区限定一等米 2号詰め」=18年2月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ピーチの新潟就航記念の新メニュー「イタリアン」(手前左)と「笹寿司弁当」(中央)、「サラダホープ」(手前右)、コシヒカリ(左)、日本酒(奥)=18年2月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

関連リンク
ピーチ・アビエーション [1]
新潟空港 [2]

ピーチ新路線
ピーチ、新潟18年3月就航へ 初のLCC、井上CEO「上信越ポテンシャルある」 [3](17年10月31日)
ピーチ、那覇-高雄4月就航へ 1日1往復 [4](18年1月24日)

特集・ピーチ井上CEO就航5周年インタビュー
前編 「プロ集団じゃないとLCCは成立しない」 [5](17年3月6日)
後編 「ピーチ変わるな、もっと行け!」 [6](17年3月8日)

特集・ピーチ社員から見た就航5周年(全5回)
(1)「格納庫って何ですか?」から始まった ブランドマネジメント・中西理恵の場合 [7](17年3月14日)
(2)「お金と時間かかるFAXって何?」 システムストラテジスト、坂本崇の場合 [8](17年3月17日)
(3)「一等航空整備士はスタートライン」 新卒1期の整備士、和田尚子の場合 [9](17年4月10日)
(4)「A320で編隊飛行できるのはピーチだけ」 元アクロバット操縦士、横山真隆の場合 [10](17年5月9日)
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