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ボーイング、FAAとの787共同調査に声明

 米国連邦航空局(FAA)は現地時間1月11日、日本航空(JAL、9201)や全日本空輸(ANA、9202)が運航するボーイング787型機でトラブルが相次いでいることから、ボーイングと共同で787の設計や製造工程、基幹システムについて調査を開始したと発表した。

FAAとの787共同調査に声明を発表したボーイング=12年2月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 これを受けてボーイングは同日787について声明を発表。「安全で効率的な機体」であると強調した。「FAAの歴史上もっとも堅牢で厳格な認証プロセスを終え、毎日150便以上のフライトが行われ、飛行時間は5万時間を記録している」としている。

 また、787の信頼性はクラス最高水準としながらも、一連のトラブル発生に対して「改良の余地がある間、満足はしない」として、FAAとの共同調査を進めるとした。

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FAA [3]

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