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JTA、新さくらジンベエ就航 合格祈願お守り搭乗券も

 日本航空(JAL/JL、9201)グループで、那覇空港を拠点とする日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)は2月1日、機体にさくら色のジンベエザメを描いた特別塗装機「さくらジンベエ」の2代目(ボーイング737-800型機、登録番号JA06RK)を就航させた。

那覇を出発するJTAの新さくらジンベエ初便福岡行きNU050便=18年2月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 新さくらジンベエは、新旧合わせるとJTAに4機あるジンベエザメを描いた特別塗装機の1機で、2017年12月に那覇へ到着した。JTAでジンベエザメを最初に描いた機体は、2012年12月26日に就航した初代「ジンベエジェット」(737-400、登録番号JA8939)。沖縄美ら海水族館とのタイアップで、同水族館の人気者ジンベエザメの「ジンタ」を、青を基調としたデザインで機体全体に描いた。

 初代のさくらジンベエ(737-400、JA8992)は、ジンベエザメをデザインした2機目で、2014年1月5日就航。1機目のデザインはそのままに、ジンタのガールフレンドをイメージしてさくら色の塗装を施し、機首には日本一早咲きのサクラ、やんばる(沖縄北部地域)の「カンヒザクラ」を描いた。定期便の運航からは、今年1月26日を最後に離脱している。

 JTAは退役が進む737-400の後継機として、737-800を順次就航させており、青色の「新ジンベエジェット」(JA05RK)が、2017年10月に就航している。

 新さくらジンベエの初便となった那覇発福岡行きNU050便は、乗客57人を乗せて定刻の午前7時5分に出発し、福岡には午前8時46分に到着した。新さくらジンベエの周囲には、機内の乗客からよく見えるボンネットに、沖縄のカラフルな熱帯魚を描いた車両を並べ、空港の水族館をイメージした。

 新さくらジンベエの就航が受験シーズンとなったことから、JAL沖縄空港支店のスタッフが中心となり、受験生向けにカンヒザクラの花びらが入った合格祈願のお守り「合格行搭乗券」を手作り。就航と同じく2月1日から、搭乗時に受験生だと係員に申し出ると、合格行搭乗券を手渡す。数量限定で、なくなり次第終了となる。1日は、サクララウンジの制服を着用した地上係員が、搭乗口で出迎えた。

*写真は20枚。

那覇空港で出発を待つJTAの新さくらジンベエ初便=18年2月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

カンヒザクラの花びらが入った合格祈願のお守り「合格行搭乗券」の案内を手にするサクララウンジの制服を着用した地上係員=18年2月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

那覇空港で新さくらジンベエ初便となった福岡行きNU050便に搭乗する乗客=18年2月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

那覇空港で出発を待つJTAの新さくらジンベエ初便=18年2月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

ボンネットに沖縄のカラフルな熱帯魚を描いたTT車=18年2月1日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire