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ANA、富士山や東京タワー描いた777就航 東京五輪向け特別塗装機

 全日本空輸(ANA/NH)は1月29日、特別塗装機「HELLO 2020 JET」(ボーイング777-200ER型機、登録番号JA741A)を国内線に就航させた。2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けた特別塗装機で、機体にはスポーツ選手のシルエットをはじめ、富士山や東京タワーなど日本の代表的な風景、サクラの花など自然が描かれた。

横断幕を手にした社員に見送られ羽田を出発するANAのHELLO 2020 JET初便の福岡行きNH243便=18年1月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

HELLO 2020 JETの機内で東京オリンピック(右)とパラリンピックのエンブレムが描かれたエプロンを着用したANAの客室乗務員=18年1月28日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 HELLO 2020 JETのデザインは、2016年10月7日から11月30日まで募集。一般公募786作品の中から、神戸市在住の高校1年生、松本朝陽さん(16、応募当時中学3年生)の作品が選ばれた。塗装作業は、ANAの特別塗装機を数多く手掛けているグループの整備会社MROジャパンの格納庫で実施された。

 外観の塗装だけではなく、シートには、オリンピックとパラリンピックのエンブレムを描いた専用ヘッドレストカバーを装着。客室乗務員は、エンブレムをデザインしたエプロンを着用して機内サービスする。

 初便のNH243便は、乗客387人と乗員11人(パイロット2人、客室乗務員9人)の398人を乗せ、羽田の59番駐機場を定刻の午前8時20分に出発。福岡着は午前10時12分を予定している。出発時には、グループ社員が横断幕を手に見送った。

 羽田第2ターミナルの展望デッキには、早朝から多くの人が詰めかけ、カラフルな特別塗装機を写真に収めていた。

*写真は9枚。

横断幕を手にした社員に見送られ羽田を出発するANAのHELLO 2020 JET初便の福岡行きNH243便=18年1月29日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire