日本政府観光局(JNTO)の訪日外客数2017年推計値によると、訪日客数は前年比19.3%増の2869万900人で、JNTOが統計を取り始めた1964年以降過去最高を記録した。重点市場の20カ国・地域すべてで過去最高を記録し、韓国と中国は初となる700万人台に到達した。
出国日本人数は4.5%増の1788万9300人で、3年連続で訪日客数を下回った。
―記事の概要―
・17年の年間動向
・方面別実績
17年の年間動向
これまでの年間記録は、2016年の2403万9700人。重点市場すべてで過去最高を記録した。韓国と中国のほか、台湾と香港を加えた東アジア4市場は21.9%増の2129万1600人で、訪日外客数全体の74.2%を占めた。
2017年は、航空路線の拡充やクルーズなどに加え、ビザ要件の緩和などが訪日需要の増加に寄与。各国で展開した、断続的な訪日プロモーションも後押しした。
方面別実績
方面別に見ると、アジアでは